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2014年大阪ハイエンドオーディオショウ/オーディオセッション

 

昨年は用事があって行けなかったので大阪ハイエンドショーは2年ぶりです。今回は特に印象に残ったアイテムに絞って書きます。あくまでも個人的な感想です。

 

 

MAGICOのS3という金属筐体のスピーカー

MAGICO(マジコ)のQ1という2Weyの小さなブックシェルフスピーカーが信じられないほど凄まじく素晴らしい音がするとオーディオマニアの友人から聞いてましたので、そのQ1なるスピーカーを聴くのが楽しみだったのですが、残念ながら今回は聴くことが出来ませんでした。でもMAGICOの新作であるS3というスピーカーをじっくり聴くことができました。

エレクトリのブースで1時間ぐらいじっくり聴かさて頂きました。

 

更にラックスマンのブースでも色違い(艶消しブラック)のS3を聴くことが出来ました。

ありがたいことです。

 

MAGICOのスピーカーの大きな特徴は完全な金属筐体(アルミ合金)を用いた密閉型スピーカーであることです。このSシリーズは押し出し成形されたアルミモノコッック筐体で、その内部は頑強に補強されています(下写真)。可能な限り共振を押さえて箱鳴りなんぞ一切許さないというような意気込みを感じます。

 

ユニットに関してはベリリウム振動板を用いたトゥイーター。それと、極めて軽くて頑強なカーボンナノチューブを編み上げたコーン素材を用いたミッドレンジ(スコーカー)、これも大きな特徴です。

 

聴いた感想

昔聴いたMAGICOのスピーカーの印象はイマイチだったんですが、今回聴いたS3はいい感じです。金属ぽさが全然ありません。一言で表現するなら自然で綺麗いな音でしょうか。特に女性ボーカルが凄く良かったです。音の立ち上げもとても速いのです。エッジが立って不自然な感じではなく自然なスピード感を感じました。僕は音の細かな良し悪しは殆ど分からないんでけど、とにかく暫く聴いていたい音でした。もっとちゃんとした部屋でちゃんとマッチングされた状態で聴けたならもっと素晴らしのだと思います。とてもポテンシャル高そうなスピーカーに感じました。このSシリーズというのはQシリーズの下位シリーズらしいのですが、Sでこんなんだったら、その上位のQシリーズはどんなんだろうと期待してしまいます。機会があればどこかでQシリーズ聴いてみたいと思います。特に一番小型のQ1聴いてみたいです。

 

関連情報

Magico Technology

Magico取扱代理店エレクトリのMAGICOのページ(価格表あり)

Magico S3 日本語カタログbyエレクトリ

 

 

DANIEL HERTZのM8というブックシェルフスピーカー

DANIEL HERTZ(ダニエルヘルツ)とうオーディオメーカーはここで初めて知りました。あのアンプで有名なマークレビンソン・オーディオシステムの創設者Mark Levinsonさんが新たに起こしたオーディオメーカーとのことです。このダニエルヘルツのエントリーモデルの2wayバスレフ形ブックシェルフスピーカーです。

このスピーカーの特徴は見ての通り高域の大型ホーンです。ピアノ光沢でデザインもいいです。その他は普通で筐体は量産スピーカーでよく用いられている高密度MDF材です。価格は70万円です。ほぼ同サイズのMIGICOのQ1が380万円ですから比べるとずいぶんと安く感じるから不思議です。

 

聴いた感想

明るくて意外に聴きやすい音でした。見た目のホーンが大きいのでもっとパンチのある高音かと思ったのですが、自然な穏やかな広がりのある高域でした。ただこの前に聴いたMAGICOと比べるとやや色付けのある少し荒づくりな音に感じました。もしかしたらもっとエージングしたらもっと素晴らしくなるのかも知れません。

 

関連情報

Daniel Hertz Home

 

 

 

FOSTEX FE103

あのフォステクス FE103は健在なんです。スピーカーを自作される方ならFE103を知らない人は多分いないのではないかと思う程、自作定番のスピーカーユニットです。僕も学生時代FE103やFE203を愛用していました。それが今も健在というのは本当に嬉しいです。

FE103は音も素晴らしいのですが何と言っても価格が良心的なのが素晴らしいです。今でもユニット単体なら1本5000円程度で買えます。ウルトラハイコストパフォーマンスなスピーカーです。ありがたいことです。

 

聴いた感想

久しぶりにFE103を聴きました。僕の記憶にあるイメージとはずいぶん変わってました。FE103ってもっと紙っぽい音、如何にも乾いたコーン紙が頑張って鳴っているような音に思っていたんですが、今回聴くと紙っぽさが低減していてずいぶん滑らかな音になっていました。長い年月を経て改良を色々重ねたのでしょうか。

 

 

 

その他:ヘッドホーンコーナーが増えてました

時代の流れでしょうか?ヘッドホーンやイヤホーンの試聴コーナーが増えてました。

 

 

関連資料

大阪ハイエンドオーディオショウ2014パンフレット

オーディオセッションイン大阪2014パンフレット

 

投稿:2014/11/13

 

 

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