大人の分解遊戯 <<
USB-PS/2変換コネクタの分解
USBマウスを買うとオマケに付属してるアレです
USBマウスやUSBキーボードを従来規格のPS/2に変換するよく見かけるコネクター。
USBマウスやキーボードを買うと時々付属してる。
USBとPS/2はシリアス通信であることは同じだけど、世代が異なる通信方式(全く異なるプロトコル)を、そうも簡単に変換できるのだろうか?いくらICチップがなせる技だとしても、なんで、こんな安価に、こんな小さなコネクターで可能なのか?ちょと不思議に思っていた。で、分解した。
外側の樹脂はカッターナイフで簡単に外せた。
モールド(樹脂)で固められたこの黒い部分にICチップが埋め込まれているのだろうか??
さらに、黒いモールドを削って分解を進める。
うーむ。肝心のICチップも回路基板も見つからない。
さらに分解しても・・
あれあれ?
粉々に分解したが、ICチップどころか電子部品らしいモノは何もない。
ただ、リード線(接続電線)が樹脂で固められているだけ・・
え〜何でやねん?
ネットで色々調べてみた・・
分かった
プロトコル変換なんか高度なことは一切していない。
たんに物理的(電気的)にUSBとPS2間のデータ線、電源線、GND線をそれぞれ接続するだけのものだ。
あとはマウスやキーボードにお任せなのだ。
つまり、マウスやキーボードはPS/2に接続されていることを認識すると自動的にPS/2通信を行なうように切り替わるのだ。だから、この機能がないUSBマウスやキーボードをUSB-PS2変換コネクタを用いてPCのPS/2コネクターに接続しても、あたりまえに全く動かない。
と言うことで、今回は非常にマヌケな分解をしてしまった。
まあ、途中、わくわく楽しめたからええかあ。
投稿:2009/9/1