大人の電子工作 <<

ブロードバンドルータBBR-4HGの改造

BUFFALO(株式会社バッファロー)製のインターネット接続用ブロードバンドルータBBR-4HGの
ケースをプラスチックケースからスタイリッシュなアルミケースに入替え改造しました。


改造BeforeとAfter

Before・・元々のブロードバンドルータBBR-4HGはこんなの

After・・ケース入替え改造完了後はこんな感じ



改造のきっかけと目的

改造のきっかけは、BUFFALO製ブロードバンドルータBBR-4HGの故障(動作不安定)原因を調べたところ、DC/DC回路の電解コンデンサの不良(容量低下と内部抵抗増大)ということが分かりました。手持ちのコンデンサに交換したら問題なく安定動作するようになったのですが、そのコンデンサは形状が大きく、もとのケースには収まりません。それと、このルータを電話機の近くに置くと、電話音に少しノイズが入ることも分かり、加えて、ケースが安っぽいプラスチックな感じが気に入らないこともあり、スタイリッシュでシールド性の優れたアルミケースに入替えすることにしました。

また、ネットの掲示板等でこのルータ(BUFFALO BBR-4HG)に関しての投稿を見ていたら、夏場の高温時に、動作が不安定になるこがあるとの書き込みが多くありました。たしかに、動作中にコントローラLSIを触ってみると、かなり熱いです。よって、ついでにコントローラLSIの放熱も考慮することにしました。

ブロードバンドルータBBR-4HGのケース入替え改造の目的を下にまとめておくと
 1.見た目のデザイン性、インテリア性の大幅改善(ただし主観的要因大)。
 2.電磁シールド性の改善。
 3.放熱性(つまり動作安定性)の改善。


材料と改造の手順

材料
 1.BBR-4HGから取り出した本体基板
 2.アルミ板(1mm厚)
 3.アルミパーチクル板
 4.木材
 5.半透明プラスチック板(半透明下敷きを流用)
 6.黒色厚紙(黒色サンドペーパを流用)
 7.高熱伝導ゴム材(富士高分子化学製)
 8.ネジ類(皿タッピングネジ)、銅箔テープ(アルミ箔でも可)、塗料(灰色)

本体基板と高熱伝導ゴム材以外の全てはダイソー(100円ショップ)で購入しました。
ダイソーに行けばアルミ板やパーチクル板もあるんですね。(おいていないダイソーもあるようです)
高熱伝導ゴム材はPCパーツショップで購入しました。

材料は、こんな感じです。


アルミ板を157mm×120mm(2枚)に切断します。1mm厚アルミ板は定規をあてて普通のカッターナイフで数回削って折り曲げると簡単に切断できます。そして穴をあけ、スペーサを介して基板をネジ止め。さらに、木材を適度な大きさに切断し、塗装し、アルミ板の側面部に皿タッピングネジで取り付ける。また、表裏のアルミ板が電気的に接続されるように銅箔を下写真のように取り付けます。BBR-4HGの基板のネジ穴取り付け部は、何故か都合よくシールド用のGNDとなっています。(プラスチックケースなので必要ないはずなのですが・・)


コントローラLSIの放熱を助けるために、高熱伝導ゴム材をLSIの上に貼り付けて、下図のようなアルミ板をくっつけます。これだけでも十分なヒートシンクになると思いますが、せっかくなので、この上に更に高熱伝導ゴム材を取り付けて、アルミケースの側面板にも熱を逃がすようにします。


コントローラLSIに取り付けたヒートシンク用アルミ材。この上部に更に高熱伝導ゴム材を取り付けてアルミケースの側面板にも熱を逃がすのです。


表裏のアルミ板を取り付けるとこんな感じです。


全面部には、LED部にパンチで穴を開けた黒色厚紙(黒色サンドペーパを流用)を取り付け、さらに半透明のプラスチック板を両面テープで取り付けます。側面部にはパーチクル(穴あき)アルミ板を透明のボンドで取り付けます。


上か見るとこんな感じです。下側も同様の穴あき板なので、上下の通気性がとても良く、放熱性は抜群です。
ちなみに、縦置き用のスタンドは、元々の製品に付属していたものを使用しています。


完成品を実際の使用場所に設置しました。


後ろ側から見ると、こんな感じです。


ずいぶん見た目がスタイリッシュになりました。また隣に置いている電話機へのノイズの影響は全く無くなりました。放熱性も万全なので、夏場の連続使用も安心です。

<関連情報サイト>
BUFFALO・有線ブロードバンドルータ BroadStation ハイエンドセキュリティモデルBBR-4HG

 

Best Price by Amazon

このWEBサイトもサクラです。