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フルレンジスピーカー試聴用エンクロージャー





フルレンジスピーカー試聴用のエンクロージャー(スピーカーボックス)

口径16〜20cmのいろいろなスピーカをとことん試してみたいので作製したものです。
ベースとなる箱は高校生時代に作ったものなので、もう20年ぐらい愛用し続けていることになります。
ご近所の家具屋さんにお願いして木材を切断してもらったのを憶えています。



取替え簡単なアタッチメントボード方式

アタッチメントボードを介してボックスにボルト締めするので、お気楽に何度でも取り外しが可能です。
穴径16〜20cmのアタッチメントボードいくつか用意しておけば、殆どのフルレンジスピーカーに対応可能です。
ちなみに、なぜ青色かと言うと、昔憧れたJBL4343というモニタースピーカーの影響を受けているのです。


スピーカユニット取替中。


ボルト締めなので、木ネジでの直付けのように穴がズボズボになる心配がありません。



大昔に愛用していたCORALの8A-70というスピーカーユニット。

いちおうフルレンジスピーカなんですが高域がショボくてやや荒く、8KHzあたりのクロスで2wayとして使う方が向いているユニットだと思う。2wayでうまく使うと、すごく温かみのある音になり、長く聴いていても飽きが来ない僕のお気に入りの1つでした。ちなみに、昔、密閉箱に入れてミッドローとして使用していました。ミッドローとして使用しても深みのあるいい感じの音で鳴っていた。
<CORAL 8A-70に関する参考>
僕のオーディオ遍歴・学生時代の僕のオーディオセット(8A-70をミッドローとして使用していた)
CORAL 8A-70のマニュアル(1978年コーラル音響株式会社発行)PDFファイル
(上記リンクを右クリックして「対象を保存」とすればPCにダウンロード保存できます)


これは、最近使用しているFOSTEXのFE-203です。
そのままだと中域の音がキンキンした感じなのでコーンを改造しています。




ツィーターも取替え簡単

FE-203の高域は、あまり好みではないので、ネットワークで高域をカットして、
高域はツィーター(高音専用スピーカー)を用いています。つまり2Wayシステムです。
ツィーターはYAMAHAのJA0605です。

このように、必要に応じて、ツィーターも追加、変更が出来るんです。



フルレンジスピーカーの思い出

今までに、試聴したフルレンジのスピーカーユニットは、FLAT-8(CORAL)、8A-70(CORAL)、FE-203(FOSTEX)、P610(DIATONE)、LE-8T(JBL)です。

なんと言っても、いちばん良かったのは、大学時代に先輩から借りて半年ほど使用していたJBLのLE-8T(アルニコタイプ)です。圧倒的に良かったですね。ただ、その当時の僕には、あまりに高価で、入手はできませんでした。
もし、程度のいいLE-8T(アルニコタイプ)の中古品に出会えたら是非、手に入れたいと思っています。



後ろ側はこんな感じ・・実はリバーシブルボックスなのだ

後ろ側はこんな感じ。

実は、このエンクロージャーは、正方形の板を外せば、後ろにもスピーカーユニットを取り付けることができるリバーシブルボックスなのだ。今は、全面を使っているので、後ろを塞いでいるが、後ろにも20cmまでのフルレンジと試験用のバスレフダクト(何種類かのダクトを交換できる)を取り付けることが可能。
後ろ側はダクト変更試験用、前側は2wayでの実使用という感じ。
それと、後ろ側は、ドローコーン方式にも対応出来るのです。


ネットワーク回路は外付けなので自由自在

今は2wayで使用しているので、ネットワーク回路(LCフィルタ回路)を後ろ側に取り付けています。
フルレンジスピーカーとツィーターの接続端子はそれぞれ独立で、ネットワーク回路も外付けなので
フルレンジ接続にも簡単に変更できます。


実験用の自由度の大きなスピーカーボックスでした。
おしまい。
投稿:2007/2/28


追記(2008/1/5)

僕の部屋の配置換えのため、この汎用スピーカーボックスは友人に譲渡してしまいました。

 

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