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LEDボール集合体イルミネーション
あら、たくさん並べると、こんなに綺麗
1個だとショボイのに、なぜか、たくさん並べると、こんなに綺麗!
色が変幻自在!LEDイルミネーションボールを並べた集合体イルミネーションなのです。
近所のバッタ系激安店(お宝倉庫という店)で、「ファションネオンボール」という電池駆動のLEDイルミネーションボールが45円という破格値で売られていたので思わず30個ほど購入してしまった。で、それを活用すべく、外部電源で駆動できるようにして、縦5個×横5個の25個を並べただけの簡単工作なのです。だから、今回は、材料ありきの工作遊びなのです。
メインの材料
メインの材料というか、材料はほぼこれだけ。
「ファションイルミネーションボール」という玩具。購入価格1個45円!(定価は不明)。もちろん中国製だ。
このボール1個の中にRGBの3色のLEDが各1個づと制御回路(ICチップ)が内蔵されているので、もちろん、このボール1個で色が変わるイルミネーション商品である。このボール25個と、このボールを並べる一辺300mmの正方形の板材(MDF板)と、配線材と接着剤などが必要。
ちなみに、この商品「ファションイルミネーションボール」の詳細(分解写真)は下記参照。
こんな感じで組み立てる
まずは、イルミネーションボールの電池(LR44型ボタン電池3個)を取り出し、電源コードをハンダ付けする。
この単調な作業を25回繰り返す。
可愛いような不気味なような微妙な玉たちだ。
次に、このボールを並べる土台を作る。
一辺300mmの正方形のMDF板(厚さ12mm)に電源コードを通す穴を25個あける。
ボールから出た電源コードを25個分並列接続するための準備をする。
すずメッキ銅線(ハダカ電線)をホチキスでMDF板の裏面に取り付けておくのだ。
(普通の文具用ホチキスでも可能!)
MDF板の表面にはイルミネーションボールをホットボンドで取り付ける。
そして裏面で電源配線する。
すずメッキ銅線(ハダカ電線)で下準備しているので、簡単に、すきっリと配線できる。
コードは浮かないようにシリコーン系ボンド(又はホットボンド)で固定。
ちなみに、各ボールへの電源線には夫々20Ωの電流制限抵抗を入れておく。
出来上がりはこんな感じ。
電源はDC5V出力のACアダプター(スイッチング電源)を利用。
イルミネーション全体のピーク電流は1.5A程度なので、2A容量のACアダプターを用いた。
平均消費電力は6W程度で省エネだ。
点燈するぞ
電源を入れるとこんな感じ。思っていたよりも綺麗だ。
電源投入の直後は、一斉に同じ色で発光するが、しばらくすると、各ボールがまったく自由に光っているという感じ。
写真(静止画)では、分かりにくいので動画を撮った。
こんな感じで、ずとっと見ていてもいい感じ。
お酒を飲んで見ていると、ちょっとトリップできそうだ。
このイルミネーションのポイント
このボール集合体イルミネーションのポイント(ねらい)は、個別に勝手にイルミネーション演出しているイルミネーションボールを寄せ集めて1つの集合体イルミネーションとしていることだ。つまり、各ボールは自由気ままに演出(時間による色調変化)を行い、全体としては全く同期させていない。
世の中にあるLEDイルミネーションやネオンサインなどは、全て統括するコントローラーからの指示(同期信号)により統合的に指示され演出している(一見ランダムに見える動きも統合的に指示されている)。この点が、このイルミネーションとは大きく異なる。
また、このイルミネーションボールの演出(時間管理)は各ボール内のICチップによって行なわれているが、その時間基準(発振周期)はRC発振によるいい加減なもので、個体差や温度による変化や時間経過による変化はクォーツと比較すると数桁違いに大きい。つまり、きわめてアバウト(デタラメ)なわけだ。でも、今回のイルミネーションでは、このアバウトさが功を奏している。これにより、各ボールの1つ1つの演出を見ると単純な繰り返しの色変化や点滅なのだが、このボールが25個集まった全体として見ると、算出が困難なほど、極めて大きな発光組み合わせ(場合の数)となる。
こんな感じで実用してるよ
はじめは、実験的お遊びで作っただけのモノだったのだが、予想外に綺麗で、家族や友人のウケもいいので、こんな感じで、僕の部屋の入り口に飾っている。また、来客予定がある時は来客歓迎イルミネーションとして玄関に飾る。
とてもええ感じなので僕の部屋の壁に常設したよ
こんな感じ。明るい日中でも結構綺麗。
右側写真はイルミネーションオフのとき。
アートフルでええ感じ。
投稿:2009/8/27
追記:2009/9/9