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エジソンからの4つの質問とエジソンの意外な側面


エジソンからの4つの質問

あの大発明家であり大実業家であるトーマス・アルバ・エディソン(Thomas Alva Edison)が自らの資産を用いて設立した奨学金に応募してきた人に対して出題したのが下の4つの質問。





質問1
もし100万ドル(約1億2000万円)の遺産をもらったら、あなたはそれをどのように使いますか?

質問2
幸福、悦楽、評判、名誉、愛情の中で、あなたは自分の一生をかけたいと思うのはどれですか?

質問3
あなたが死の直前、自分の一生を振り返ったとき、何を基準にして、あなたの一生が成功であったか
それとも失敗であったかを判定しますか?

質問4
どういう場合にうそをついてもよいと思いますか?



「絵で読む教科書に出てくる世界の科学者たち・夢の発明王エディソン」杉山薫里著/汐文社より引用。

これは子供が図書館から借りてきた本の最終ページに記載されていたものです。
子供向けに書かれた本ですが、大人でも読み入ってしまいます。

上の4つの質問で、エジソンは、その人の可能性や将来性をどう判断したのかは、僕には分かりません。
でも、とても意味のある質問のように思います。




エジソンの意外な側面を少し

上の本を読んで、今さらながら、エジソンに興味が出てきたのでネットや本で調べてみました。
すると、エジソンのちょっと意外な側面が分かりましたので下に少しまとめます。

エジソンは改良と実用化の天才

例えば電球(白熱球)は代表的なエジソンの発明品だと一般に思われてるが、白熱球の根本発明はJ.wスワンであり、フィラメントとして竹を炭化させた炭を用いて長時間の発光を可能とたしことがエジソンの業績。その他の有名な発明品である蓄音機や映写機も、そのベースとなる基礎発明は既にあったようである。もちろんエジソンが基礎から発明したものもたくさんある。とにかく改良発明であれ基礎発明であれ、具現化、実用化することに関して天才であったことは間違いがない。


有名なことば『天才とは1%のひらめきと99%の努力』の真意

この有名なことばに関し、エジソン自身が後年語ったところによると
「私を取材した若い記者は私の言葉を聞いて、落胆したのか大衆受けを狙ったのか、努力の美徳を強調するニュアンスに勝手に書き換えて発表してしまった」とのこと。
実際は「1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄である」との発言だった。
言い換えれば「1%のひらめきがあって、はじめて99%の努力が実る」ということである。


オカルト研究にも注力

エジソンは現実主義、実用主義を貫く反面、超自然や超心理学にも大きく傾倒し、降霊術や霊界との交信に大きな興味を持ち、晩年は死者と交信する電信装置 (Spirit Phone) の研究に没頭した。

また、エジソンは人間の魂もエネルギーであり宇宙のエネルギーの一部であると考えていた。エネルギーは不変なので、魂というエネルギーは人間の死後も存在し、このエネルギーの蓄積こそが記憶なのだと考えていた。エジソンの言によれば、自分の頭で発明をしたのではなく、自分自身は自然界のメッセージの受信機で、「宇宙という大きな存在からメッセージを受け取ってそれを記録する事で発明としていた」に過ぎないのだという。

送電方式の直流/交流対立で過激な敵対的関係にあった同時代を生きた天才ニコラ・テスラも晩年は超精神的分野の研究に明け暮れたというのも何だか皮肉な一致だ。

<引用/参考書籍>
「絵で読む教科書に出てくる世界の科学者たち・夢の発明王エディソン」杉山薫里著/汐文社

「快人エジソン ・奇才は21世紀に甦る」和幸浜田著/(日経ビジネス人文庫)
<情報元サイト>
トーマス・エジソン - Wikipedia


 

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