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一期一会の意味
僕は、一期一会の意味を勘違いしていた。
「今日限りの出会いだったとしても、それを大切にしよう」とか「今日出会えた人とは、もう出会えないかも知れないから、旅先でのちょとした出会いでも大切
にしよう」というような意味あいだと思っていた。旅行のパンフレットとかにも「旅の出会い。一期一会」などと書いてあるので、僕と同じような解釈をしてい
る人が多いのではないだろうか。
ところが、先日、とある人から「一期一会」の元来の意味を教えてもらった。
これは茶道の開祖、千利休の根底的な教えであるらしい。
一期一会とは
いつも会っている人でも、今の出会いは一度限りのもの、だから、もしかしたら、もう二度と出会えないかもしれないというぐらいの覚悟で、大切にその人に接しなさい。
と言う意味らしい。
もう少し具体的に書くと。
例え明日、同じ人と出会ったとしても、今の人とは、物理的な人は同じであっても、その人の思いや考えや状況は既に今とは異なっている。つまり、今の出会いは、この一瞬の一度限りなのである。だから、この出会いの今の一瞬を大切にしなさい。
また
いつも当たり前のように会えて今日も会えたのだから、明日も会えるとは、実は限らない。だから、もう二度と出会えないかも知れないぐらいの覚悟で、大切に、その人に接しなさい。
という意味とのこと。
茶道って、堅苦しく座り、お椀をクルクル回してお茶を飲むものだと思っていたが・・
僕は随分勘違いをしていたようだ。
投稿:2009/3/5