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人生の成果

いきなりですが、人生の成果の算出式を考えました


人生の成果をOutput とすると

Output=Cp・Ac・cosθ

  Cp:能力(才能)
  Ac:行動力(実行力)
  θ :方向角(心の方向と行動の方向との成す角度)
  cosθ:方向余弦(符号を持った効率と考えればよい)


成果=能力×行動力 という因子、つまり能力が高く、行動力も大きければ、成果も大きい。これは一般的に理解しやすいと思います。逆に言うと、いくら能力(才能)Cpが大きくても、行動力Acが0、つまり何も行動しなければ、成果は0、これもあたりまえです。

でも、能力Cpもあり、行動力Acも大きいはずなのに、ぜんぜん成果Outputが出ないこともあります。
これは、方向余弦cosθが小さいからなのです。

僕は、人間の能力(才能)Cpの違いというのは、それほど大きくはないと考えています。
また、同じ人間である以上、行動力Acに劇的な違いがあるとも思えません。
では、とてつもなく成功している人(活き活きと好きなように自分の人生を生きている人)とそうで無い人(行きたくもないのに生活のためだけに日々嫌々出社するサラリーマン)との違いは何なのでしょう?

僕は、この決定的な違いを作り出しているのは因子cosθ、つまり方向角θなのだと考えています。これは、心の指向性、根底的な価値観に由来するものです。もう少し分かり易く言うと、本来の自分の心の方向(本当に心の底からやりたいこと)と、理性で行動している方向(生活のためにやらなければならないこと)との成す角度がθなのです。

方向角θつまり、本来の心の向きと理性による行動の成す角度が90度に近いと、cosθは0.0001とかのほとんど0に近い小さな値となります。よって、いくら努力しても成果は出ません。無意味な熱損失(疲労やストレス)に変わるだけなのです。

心の向きと理性による行動の向きが近い場合、つまり、心から本当にやりたいこととやっていることとが近い場合は、θが0に近く、cosθは1(最大値)に近くなり、その人は、特に何の苦労もなく、大きな成果を出しています。他人から見ると、いわゆる能力があるとか、途方も無く才能があるとかに見えるのです。

だから、方向角θの違いにより、その成果に1万倍とか10万倍とか100万倍とかとかのとてつもない違いが平気で出るのです。

ちなみに、僕は「努力」という言葉は、全然好きではありません。どうも、cosθが小さいのに、無理矢理に無駄なエネルギーを使い、成果を出そうとしている場合によく使う言葉のような気がします。

だから、いくら努力してもダメなときは、続けていても、無意味な疲労やストレスに変わるだけで、そんな無理を長く続ければ、場合によっては、オーバーヒート、つまりノイローゼやうつ病になってしまいます。だから、そんな時は、いったん努力を止めて、方向角θを見直すべきだと思います。

ただ、方向角θを見直すと言うことは、時には、今の安定や、今やっている事の多くを否定することでもあり、大きな恐怖を伴い、勇気や決断が必要な場合がありますが、自分の真の方向を見つけ出す極めて大きなチャンスでもあると思います。


蛇足です

cosθが取り得る値は -1≦cosθ≦1 でり、方向角θによってはcosθはマイナスの値もとり得ます。例えば、かつていたナチスのヒトラーは、能力(才能)Cpおよび行動力Acは極めて大きなた値を持っていたが、残念なことに、どういう訳か、cosθがマイナスの値となり、その結果、極めて大きなマイナスの成果を導き出してしまったのではないでしょうか。


方向角θは多次元方向角ベクトル

なお、ここでは、方向角θを便宜的に平面座標系で表現しましたが、実際は、たぶん、もっと複雑な多次元座標系の方向角ベクトルであると思います。



訳の分からん理科系のような文科系のような、とても偏狭な理屈につき合っていただいて、どうもありがとうございました。


投稿:2006/5/27
追記修正:2007/3/28

 

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