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ちょっと気になるテクノロジー

個人的に、ちょっと気になるテクノロジーのメモ書きページです。

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以下一部のネタだけいちおう置いておきます。
残念ながら時代の流れに乗らなかったネタや今となれば陳腐化したネタは全て削除しました。


 

世界最速コンピュータ

2011年の世界最速コンピューターは富士通と理化学研究所とが共同で開発された「京」という名のスパコン。

久しぶりに日本が世界一に返り咲いたわけだ。LINPACKベンチマークでの10PFLOPSを達成とのこと。注目すべきは、CPUはIntel製でもAMD製でもなく富士通が独自開発したSPARC64VIIIfx×88128個 。ベクトル型ではなくスカラ型の汎用計算機である。OSはLinux。

最新のスーパーコンピュータの世界最速ランキング情報は下記サイトをご覧ください。

 

ちなみに

ちなみに、これが昨年2010年の世界最速スパコン。中国が開発した「天河1号(Tianhe-1A)」。

天河1号(Tianhe-1A)

中国が開発ということだが、その中身はというと、いちおう形だけ独自CPUも含まれるらしいが、その実態はNVIDIA製GPUが7168個、Intel製Xeon CPUが14336個で、マザーボードは設計はdellとのこと。それと、電源も海外製らしいので、要するに、中国のオリジナル技術は殆どない。筐体設計ぐらい?。と言ういかにも中国製らしいスパコンだ。

 

勝手な余談です

今回の富士通/理化学研の開発したスパコン「京」の着目すべきは。計算速度世界1位というとこではなく、独自開発したCPUで構成し、また特定の計算に特化したベクトル型ではなくスカラ型汎用計算機であることだと思う。正直、計算速度だけ競うのであれば、AMDやIntelあたりの最近のやたら高性能化したパソコンやサーバ用CPUやGPUを鬼のように並べればいい。ついでにM/B設計も専門メーカに委託すればいいのだ。つまり、中国であろうがドバイ首長国であろうが、お金さえ湯水のように注ぎ込めば世界最速のスーパーコンピューターは実現可能だろう。

もしかしたら、また、中国あたりが、お金を掛けまくり計算速度世界一位の奪回を企むだろうけれども、スパコンの計算速度と、その国の科学力や技術力とはあまり関係が無くなってく来ている。むしろ、そのスパコンを活用して、どのように世の中の発展や平和のために活用、実用するのかが、極めて重要なポイントなのだと思う。

 

さらに蛇足です

IBMの BlueGeneを後継して開発予定だったBlue Waters(最終目標15PFLOPS)は、開発途中にて下記のようにIBMのビジネスモデルというか根本的なコンセプトが大幅に変貌(下「IBMの変貌」を参照)した理由で、全ての開発を打ち切った。これで、IBMから世界最速の独自のスパコンが生まれることはたぶん無いのだろう。なんだかとても残念だ。

 

 

IBMの変貌

ここ数年でIBMのビジネスモデルが大きく変貌した。簡単に言うと、ハードからソフト(サービス業)への急速で大幅な転身だ。人員も大きく入れ替わっている。今や、売上の80%近くが従来のハードウェア製造以外のサービス業での売り上げだという。こんな経済状況の中でも結果を出しているのだから経営戦略としては、もちろん正しいのだと思う。でも、僕が学生の時に抱いていた古き良き?時代のIBM、テクノロジーをどんどん切り開いて来たIBMのイメージとはかけ離れた企業になって行くよいうで少し寂しい・・でも、こんな巨大企業のビジネスモデルを、短期間で見事に変革させるというのも、IBMのテクノロジーの1つなのかもしれない。

2007年での世界最速コンピュータ

現在稼動している世界最速のスパーコンピュータ IBM製 BlueGene/L(ブルージーン/エル)
米エネルギー省ローレンス・リバモア国立研究所所にて実用稼動中。
演算速度はで360T(テラ)FLOPS(ピーク)、280TFLOPS(定常)である。
また、IBMでは2010年までにピーク性能1P(ペタ)FLOPSの「Blue Gene/P」、
2012年には10P(ペタ)FLOPSの「Blue Gene/Q」の開発を目指しているとのこと。

ちなみに、1T(テラ)FLOPSとは1秒間に1兆回の浮動小数点演算を行なうことが可能な演算速度のこと。
1P(ペタ)FLOPSとは1秒間に1000兆回の浮動小数点演算を行なうことが可能な演算速度のこと。


なんだか斜めになってるのが格好いい。


筐体の中。斜めなのは、特に機能からの必然ではなく、外観デザインのようです。


BlueGenenの構成図

超マルチプロセッサによるスカラ型計算機。


<情報元サイト>
IBM Research -Blue Gene
Lawrence Livermore National Laboratory-BlueGene/L


最終編集:2007/9/3




これが未来のデスクトップ?Microsoft Surface


Microsoftの Surfaceコンピュータ。
かなりすごいと思います。

初公開記事を読んだ時は、正直、「大画面のタッチパネル式パソコンに毛が生えたようなもの」程度にしか思っていなかったのですが・・・

Microsoft Surfaceのデモ動画をみてみると・・・す、すごい。僕のイメージしていたものとは、ずいぶん違うものでした。
タッチパネル式PCに毛が生えたものではなく、かなり次元の違うものでした。


とにかく、下記のデモ動画(7分間ぐらいです)を見てください。
(英語ですけど、映像だけで十分に楽しめます)



ちょっと未来のマンマシーンインターフェイス(人間とコンピュータの繋がり方)を感じることが出来たように思います。


Microsoft Surface公式Webページ


もちろん、コスト面を含めて、まだまだ色々と課題はあるようですが、何だか未来が楽しくなりそうです。


<Microsoft Surface関連リンク>
Microsoft Surfaceに関する分かり易い日本語記事をまとめました。
(2007/5/Eの記事です。いつリンク切れになるかは分かりません)
CNET Japan・テーブル型PCMicrosoft Surfaceを披露
ITmedia News・ハイテクテーブルSurfaceを発表
IT-PLUS・これが未来のテーブルか?Microsoft Surfaceを公開


投稿:2007/7/17
追記:2007/8/18

 

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