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魔法のコンセント アルファ・ジーニアスの実験検証


このページの目次

このコンセントの特徴(魔法なころ)とは?
仕組みや原理らしきもの
魔法のコンセントを開発したのはこの人
ちょっと僕の所感
試しに1個購入してしまいました
αジーニアスを分解してみました
姉妹品アポロシンコンセントも購入してしまいました
アポロシンコンセントを分解してみました
検証実験(その1)
検証実験(その2)
検証実験の結果と現時点での所感と今後の予定
ブラインドテストによるオーディオ試聴会を実施
ブラインドテストによるオーディオ試聴会の結果
いろいろなメッセージやアドバイスを頂きまし
各種家電品で使用しての家庭内ブラインドテストを実施
魔法のコンセントたちの現状




これが魔法?のコンセントα-genius(アルファ・ジーニアス)!

アルファ・ジーニアス魔法のコンセントα-genius
見た目は、何の変哲も無いスイッチ付きのプラスチック製のコンセント。高級感はあまりない。
ダイソーの210円商品であっても全然不思議ではない感じ。それが、なんと9870円もするんです。
しかも、これが、この価格で、1万個以上も売れているようなんです。なんでやねん?!

どう考えても胡散臭そうですが、こういう胡散臭いものに、何故か興味があるので、調査を開始しました。
まずは公式ホームページから
電磁波の健康問題にα−ジーニアス


このコンセントの特徴(魔法なところ)とは?

<下記はPRサイトやユーザー体験談より>
電気エネルギーに「生命要素」を入力し、接続した電化製品から「生命要素」が放出され、家電製品に新しい機能性が付加されるらしいのです。何だかよく分からないけど凄そうです。

もう少し具体的に特徴、いや、ご利益を書きますと。
このコンセントを色々な電気器具(電化製品)に用いると・・あらら不思議なことに
●冷蔵庫の食品が新鮮長持ち、1ヶ月経ってもレタスが腐らない。(下写真参照)
●冷蔵庫のコンプレッサーの音が静かになる。
●PCのモニタを見ていても目が疲れない。仕事がはかどる。
●テレビの画像が鮮明になる。映画の内容が心に染み入る。
●洗濯機の洗濯物がからまない。また洗濯した衣類を着用すると元気が出る。
●炊飯器のお米が艶が出る。美味しくなる。いたみ難くなる。
●電気の足湯器に使うと、老廃物がよく出る。
●オーディオセットの音が、自然な音になる。音に艶が出る。定位が明確になる。
●携帯電話を充電すると、会話が弾む、友情が深まる。商談が進む。

などなどの効果(ご利益)があるようです。
(販売店ページや掲示板や使用者のブログ等で調べた結果)

(参考写真)冷蔵庫にて30日後のレタスの状態比較。
左:αジーニアスを用いない場合 右:αジーニアスを用いた場合
(実験:総合健康開発研究所らしい)


(参考写真)冷蔵庫にて3週間後の卵。
ふっくらぷるんぷるんになったそうな・・
たんに火力が強すぎたのでは?と思ってしまうのだが。


まあ、おおよそ以上のような効用(効果)らしい。
普通の電気器具に、このコンセントを用いただけで、こんな効果が出るというのは、はっきり言って、理解困難です。物理現象を超えてしまっています。通常の物理や工学知識では全く説明が出来ません。いわゆる非科学、疑似科学、トンデモ系、波動系、宗教系商品なのでしょうか?全く訳が分かりません。



仕組みや原理(らしきもの?)をまとめてみると

(工学、科学用語としては、どうにも理解し難いワードもありますが、情報元サイトの表現のままに書きます)

●αジーニアスは、福井県の永平寺の近くにある(株)アポロ科学研究所の末廣淳郎氏が開発されたSynm(シン)テクノロジーなるものを用いた製品である。
●Synm(シン)テクノロジーとはハイレベルエネルギーを用いたテクノロジーである。
●ハイレベルエネルギー(高次元エネルギー)とは、宇宙に存在する生体、生命力、水、土地、空気を蘇生、活性化する機能性をもつエネルギーであり、同時に生命レベルの電気的中性の電磁気エネルギーでもある。
●ハイレベルエネルギーが循環している場所では、場のエネルギーが高まることにより、生体はより活性化され、心地のいい空間となる。
●αジーニアスでは、金属部分をハイレベルエネルギーが出る発信機にしている。そして、電気を通すと共振して電気に入って次元の高い電気に変化する。
●コンセントの金属部分に触媒加工を施し、金属にハイレベルエネルギーを吸入放出する場を形成してる。そして、金属部分よりハイレベルエネルギーが放出しており、これに電気エネルギーを流すと、ハイレベルエネルギーは共振、入力して、電気エネルギーを次元アップし、その結果、新しい機能性を持った電気エネルギーに変わるのである。
●金属そのものを特殊な触媒で3日から4日かけて結晶を変えてしまう、違う金属になっているんです。そうすることによって宇宙からハイレベルエネルギーが入る。
●私たち人間の体(生命)は無数の電気の流れにより営まれている。生命を動かす電気エネルギーと普通の動力的なエネルギーは違うんです。ひとつファクターが足りない。それが生命波(高次元波動)である。生命を生み出して生命を育むエネルギー(高次元エネルギー)。そういうものがαジーニアスの材料に(触媒として)使われている。

以上がネットで調べた、おおまかなまとめです。
ハイレベルエネルギー、高次元エネルギー、生命波、高次元波動、特殊な触媒などなど・・何のことか結局、訳分かりません。僕が理解できたのは、αジーニアスとは特殊な触媒につけた金属(電極)を用いたコンセントであると言うことだけです。そして、その単に触媒処理された金属を電極として用いると、あらあら不思議なことに、奇跡的、神秘的とも言える数々の効果が発揮されるようです。


Synm(シン)テクノロジー(αジーニアス)開発者はこんな人

(株)アポロ科学研究所の末廣淳郎代表取締役
アルファ・ジーニアスの考案者
人の良さそうなおじさんです。


<主な情報元>
電磁波の健康問題にα−ジーニアス
魔法のスーパーコンセント α-Genius Synm World SynmWorld
船井幸雄の今月のクローズアップ
アルファジーニアス本物のゼロ磁場発生コンセント開発者直撃インタビュー
さらに、ご興味のある方は「魔法のコンセント」や「アルファ・ジーニアス」で検索してください。
不思議な体験談や効果がいっぱい出てきます。(だいたい同じような内容ですが・・)



ちょっと僕の所感

正直、やはり、これは物理学や工学の領域を少しはみ出てしまった疑似科学(前衛科学?)や超心理学やオカルトの領域の製品なのかも知れません。言い方を替えると、形は工業製品なんですが、本質的特性は気功や風水やお守りなどのような性質のものなのかも知れません。しかし、だからと言って、それがデタラメやインチキと言うのでは全然ありません。

もしかしたら、今の知識(物理学や工学)では、理解や説明ができないだけなのかも知れません。それに、理解できないものを、ただ否定するのは、何とも理不尽で、逆に非科学的な態度だと思います。

また、この品物は、物理的現象として実験検証ができることも、とても魅力です。
よって、αジーニアスをとりあえず1個購入して、自分で、いろいろ確かめてみようと思ってます。
購入して、試した結果をできるだけ客観的に、ここに載せて行こうと思ってます。


(蛇足)
この魔法のコンセント(αジーニアス)を買うことを妻と息子に話したら、思いっきりカラカラ笑われてしまいました。「それって、あまりにも胡散臭いよ〜」「霊感商法の壷と変わんないじゃない〜」ってね。でも僕は、へこたれずに買うのです。

投稿:2007/9/10




魔法のコンセント αジーニアスを購入してしまいました

注文してから3日で届きました。結構センスのいい箱に入ってます。30日間返金保証用紙もついていました。
「30日間思う存分お試し下さい」とのこと。とても良心的です。
魔法のコンセントα-genius(アルファ・ジーニアス)の外箱魔法のコンセントα-genius(アルファ・ジーニアス)を取り出す
アルファ・ジーニアスの裏側アルファ・ジーニアスの特徴
(左図)α-Geniusの裏側。電気安全環境研究所(JET)による安全規格認証が取れている。あたりまえだけど、コンセントとしては全く問題なさそうです。
(左図)箱の側面に書いてあるα-Geniusの特徴。いきなりきています。電気エネルギーに「生命要素」を入力し、接続した電化製品から「生命要素」が放出され、家電製品に新しい機能性が付加されるとのことです。訳が分からないけど何だか効きそうです。

箱の裏面には、更に詳しい説明が書いてありました。

どうやら「生命要素」「ハイレベルエネルギー」「特殊技術加工」というのがミソのよう。
でも、やっぱり理解困難です。



αジーニアスを分解してみました

普通のプラスのネジ2つを外せば、簡単に分解できました。おおよそ予想していた通りです。コンセント電極とスイッチとネオンランプとネオンランプ用の電流制限抵抗器で構成されています。見た目には、神秘的効果を発揮するタネは見つけられません。スイッチへの接続はリード線を用いたハンダ付け接続です。電極の金属そのものにタネがあるようなのですが、見た感じは全く普通の真鍮(銅合金)電極に見えます。
魔法のコンセントα-genius(アルファ・ジーニアス)分解写真

電極部の拡大写真。
魔法のコンセントα-genius(アルファ・ジーニアス)分解写真その2
新品にしては、少し黒ずんで見えますが、これが、その特殊触媒処理された証なのでしょうか?


とりあえず使ってみよう!

理屈は置いといて、とりあえず、いろんなものに使ってみようと思います。
今、これを書いているPCのミニター(CRT)に、このコンセントを使っています。
魔法のコンセントα-geniusを使う
今のところ、残念ながら、その神秘的効果は明確には実感できていませんが、何だか少し疲れにくくなったような気もします。でも、これは心理的影響(自己暗示、プラセボ効果)によるものの可能性が高いと思います。まあ、まだ使い始めたところですから、気長に、素直に(偏見を取り除いて)いろんな電化製品に使ってみたり、いろいろ実験をしようと思っています。
結果は、このページに、どんどん書いて行きます。

追記投稿:2007/9/13


ちょっと使った結果(途中経過)

●洗濯機での試用結果:
 洗濯物の絡みつき具合、洗濯物の汚れの取れ具合、洗濯物の香り、乾いた後の洗濯物の様子等に
 特筆すべき差異は無し。有ったとしても感覚誤差範囲内。また実験の性格上、再現性が乏しい。
●パソコン本体での試用結果:
 演算速度(ベンチマーク試験)に差異は全く無し。
 その他、特筆すべき差異は無し。有ったとしても測定誤算、感覚誤差範囲内。
●パソコンモニターでの試用結果:
 画質には特に差異は無し。
 元々目は疲れないので、目の疲れに対する効果は不明(差異は感じられない)。
 不思議なことに、頭の疲れがかなり軽減され、集中力が持続するように感じる。
 気のせいなのだろうか?・・継続試用(使用)中。
●オーディオアンプでの試用結果:
 少し音が良くなったような気がするが、かなり微妙。
 良くなったとしても感覚の問題なので多分に思い込みが関与している可能性が高い。
 後ほど詳細なオーディオ評価試験をする予定。

今後

感覚的検証ではなく、物理的検証実験方法の検討。

 

追記:2007/9/21
追記:2007/12/7


姉妹品アポロシンコンセントを追加購入しました

いろいろ検証実験をやりたいので追加購入してしまった。
こんどはスイッチ無しで2口タイプのもの。
商品名はアポロシンコンセント(APOLLO Synm CONSENT)という。
神秘的効能(ご利益?)は前回購入したスイッチ付きのα-geniusと同等らしい。
1個6300円。これは3個購入してしまいました。

外箱はキラキラしていてそこそこいい感じなのだが、中袋がいけない。
あまりにも普通の吊り下げ袋だ。そこいらのホームセンターで200円ぐらいで売ってそうです。
こんなもんに1個6300円も出して、しかも3つも買ってしまった僕は馬鹿なのだろうか?と自分を疑ってしまう。

家にあった普通の分岐コンセント(ランプ付き)と並べてみました。
左が6300円のアポロシンコンセント、右が280円の普通の分岐コンセント。そっくりです。



アポロシンコンセントを分解してみた

左がアポロシンコンセント、右が普通の分岐コンセント。中身もそっくりだ。


アポロシンコンセントの少し拡大した分解写真。

1つの電極につき2箇所ボンドのようなペイントのようなポッチがある。
もっと拡大してみた。

このポッチに何か意味ある(ミソ)なのだろうか??



魔法のコンセントの検証実験(その1)

「疲れが少なくなったような気がする」「音が良くなったような気がする」「腐り難くなったような気がする」等々の「・・気がする」では殆ど意味がないので、通常のコンセントと対比しての比較評価実験を始める。



検証実験(その1)の構成図


通常のコンセントと2個直列接続したアポロシンコンセントそれぞれに電球(40W相当電球型蛍光管)を接続して、それそれ被試験サンプルにその光を照射する。
●通常コンセント、アポロシンコンセントの両コンセントには同一個体から切り取った同一状態の被試験サンプルを用いる。
●被試験サンプルはレタス、バナナ、黒砂糖パンでありる。
●両コンセントに接続する電球は同一ロット同一型番の40W相当電型蛍光管である。
●電球から被試験サンプル(レタス)までの距離は約15cmである。
●実験場所はベランダである。(何故ベランダかと言うと室内だとうちの猫がいたずらするため)
●通常コンセントとアポロシンコンセントとに接続された電球間の距離は2mである。
●昼夜天候を問わず連続して行ない、目で確認できるほどの変化(腐乱)が発生するまで続ける。

検証実験に用いたコンセント

左:通常のコンセント 右:アポロシンコンセントを2個直列

左(A)が普通のコンセント右(B)がアポロシンコンセントの場合である。

被試験サンプル(実験開始前)

カットレタス。磁器のお皿に入れてポリエチレン製のラップをかける。

同一の房から切り取ったフィリピンバナナ。

おまけサンプルの黒砂糖パン。


実験開始

こんな感じで実験を開始。

実験開始:2007/12/4 17:25 GMT+9.00


実験開始後10日目のサンプルの状態

カットレタス:共に多少のしなりはあるが腐ってはいない。両者の差異なし。


バナナ:共に中は全くいたみなし。家族3人でブラインド試食したが両者の違いは全く無し。


黒砂糖パン:共にカビ等の外見上の変化は無し。

(左:通常のコンセント 右:アポロシンコンセント を用いた場合)

10日目の途中経過まとめ

通常コンセントとアポロシンコンセントとの違いは分からず。
ただ、涼しい季節とは言え、天気の良い日は1日の2時間程度直射日光が当るベランダ環境で10日経過してもサンプルの痛みが予想以上に小さい。カットレタスなどは冷蔵庫に入れておいても数日でカット部分が変色すると思うが。こんなもんなんだろうか。
さらに実験継続する。


実験開始後22日目のサンプルの状態

カットレタス:かなりヨレヨレになったが、腐ってはいない。異臭もない。両者の差異殆どなし。


バナナ:共に外側は真っ黒。

共に中は全く傷み(腐敗)なし。綺麗なまま。

家族3人でブラインド試食した。両者の違いは全く無し。共に美味しい。

黒砂糖パン:共にカビ等の外見上の変化は無し。水分が飛び固くなっている。

屋外に20日以上放置したパンを試食する気はしなかった。

検証実験(その1)の結果まとめ

通常コンセントとアポロシンコンセントとの違いは全く無かった。
しかし、冬季とはいえ昼間直射日光があたり温度変化が激しい屋外(ベランダ)において20日以上放置したレタスが腐らず、バナナの中身に全く傷み(腐り)がないというのもいささか奇妙に思える。

仮説1アポロシンコンセントの魔法の力などは無く、従って通常のコンセントを用いた場合のサンプルとの違いが検出できなかった。20日以上経過しても全てのサンプルの腐敗が無かったのは、たんにサンプル(レタスやバナナ)の実力である。(レタスでは殺菌防腐処理されていた?)
仮説2アポロシンコンセントの魔法の力が強力であり、そのコンセントに接続されたもののみならず、周りへもその魔法の影響を及ぼした。だから20日以上経過しても全てのサンプルの腐敗が無かった。


今後

まったく両者サンプルの状況が同じなので。このまま続けても、共に同じように変化するだけで、両者のサンプルにドラマチックな差異が生じるとは思えない。よって検証実験(その1)は終了する。
そして上記仮説を検証する実験を別途検討/開始する。

投稿:2007/12/27


魔法のコンセントの検証実験(その2)

前回の実験「検証実験(その1)の結果」では、アポロシンコンセントを用いた場合と、通常のコンセントを用いた場合とで、その違いを検出することが出来ず、その結果、上記仮説を想定した。そこで、今回は上記仮説を検証すべく実験を行なう。
検証実験(その2)の構成図

比較サンプルAはアポロシンコンセントの魔法の力?を避けるため電球による光照射を行なわず、アポロシンコンセントを用いている実験(サンプルB)から出来るだけ離す。ただし温度環境等はサンプルBと同じにする必要があるため、サンプルBと同じ東側ベランダの端(サンプルBから12mの距離)に設置する。


被試験サンプル(実験開始前)

 

左がそのまま放置右がアポロシンコンセントで光照射の場合である。

サンプルはカットレタスとサラダミズナと宝くじだ。バナナは今回は皮をむきカットしたものを用いる。
宝くじは、魔法のコンセントのパワーは確率をも誘導できるのかを検証のためだ。10枚(1セット)購入したものを無作為に5枚ずつに分ける。セット購入なので必ず下1桁の当りがどちらかの組にある。はたして魔法のコンセントは当りを誘導して来ることが出来るか?

実験開始

では実験を開始。

実験開始:2008/1/14 17:10 GMT+9.00


実験結果(開始後25日目のサンプルの状態)

実験修了:2008/2/9 9:44 GMT+9.00
開始後25日目のサンプル(カットレタスとサラダミズナを容器に入れてポリエステルラップで密封)の状態比較。
左がそのまま放置右がアポロシンコンセントで光照射の場合である。

拡大した写真。

残念ながら、そのまま放置した場合(右側)とアポロシンコンセントを用いて光を照射し続けた場合
とでの差異は見つけられず。しかも、むしろアポロシンコンセントを用いた場合の方が傷みが微妙に多い。
匂いもアポロシンコンセントを用いた場合の方がやや臭い。これは光を照射することによって若干でも温度が高くなり、多少腐敗するのが進んだためなのかも知れない。

バナナ

バナナにも差異なし。匂いの違いもなし。味は食べる気がしないので未チェック。

宝くじ(お遊びサンプル)

下1桁当り(200円)が出た!10枚セットで買ったので当たり前だけど。
それが、極めて残念なことに、アポロシンコンセントを用いて光を照射し続けた方ではなく、ベランダにそのまま放置した方から当りが出てしまったのです。
(*当選番号を確認した時に気づいたんだけど、この実験を開始した時点で既に抽選が終わっていたようだ。でも、まあ、それを知らずに5枚づつに分けた訳だから、実験には問題ないだろう。)




今までの検証実験の結果まとめと現時点での所感など

前回の検証実験(その1)でベランダで異様に長持ちしたよいうに思った野菜というのは、検証実験(その2)の結果、結局、コンセントの魔法のパワーによるもではなく、単に野菜の実力であった。冬季に野菜(レタスなど)をポリエステルラップをして屋外に放置したら結構長持ちすることが分かった。
つまり、アポロシンコンセントを用いた電球型蛍光管での光照射実験では、その魔法の効力を見つけ出すことは全く出来なかった。また、宝くじの下1桁当り(つまり1/2の確率)を誘導することすらできなかった。


現時点の所感など

●ちょっと疑問
ネットのPRページにあるレタスを用いた実験結果って何なんだろう?
ネットのPRページにあるレタスを用いた実験結果
今回の実験結果を踏まえると、冷蔵庫のレタスが30日でドロドロに腐敗するのは、あまりにも奇妙だ。
総合健康開発研究所という機関の実験結果とあるが、かなり疑わしい。
●実験のやり方がマズイのだろうか?
光(電球)を用いるという方法は、実は、単なる思い付きでやったのでは無く、このコンセントの発明者のPATを参考にしたものだ。このコンセントそのものズバリのPATはなかったが同様のもののPATの中で、電球を用いて評価していたのだ。だから、実験方法に大きな間違はないと思うのだが・・
●パチモン品の香りを醸し出してきました。
正直、パチモン(バッタ品、インチキ商品)の匂いを醸し出してきました。いやいや、奥深いパワーを見つけられないだけなのかも知れません。諦めるのはまだ早い。

今後の予定

●ブラインドテストによるオーディオ試聴会を実施。
●磁力(磁界)を用いての評価実験を検討。
●総合健康開発研究所等への問合せ。
●関連技術資料(PAT等)の徹底調査。

投稿:2008/2/9


ブラインドテストによるオーディオ試聴会を実施

はたしてオーディオシステムにアポロシンコンセントを使用して音質が向上するか?!
検証実験を開始!

僕は、オーディオにおける音の評価の大部分は精神的作用(思い込み)によるものだと考えている。だから、実験に際しては、精神的な作用(思い込み)を排除するためブラインドテスト(盲検法)を採用した。つまり、被験者(試聴者)は、アポロシンコンセントの使用/不使用を知らない状態で試聴し、音質を評価する。また、試験者/試聴者も交代して、同様の試験(試聴)を行なう。


アポロシンコンセントの使用/不使用は1人の人がサイコロ(偶数/奇数)で決定し、コンセントを接続し、他の人には全く知らせない。また目で見て、アポロシンコンセントが使用さているかいないかを分からないようにコンセント部分を布で隠す(右図)。

使用オーディオ機器

・CDプレイヤ:Marantz(PHILIPS)CD-80
・アナログレイヤ:DENON DP-1600+SHURE M75ED
・アンプ:Musical Fidelity A1
・スピーカ:Infinity Reference 10E
という標準的なオーディオセット、ソースはクラッシックからJポップまで幅広く試聴。
CD試聴の場合はCDプレイヤとアンプにアポロシンコンセントを使用。
アナログ盤試聴の場合はアナログレイヤ(ターンテーブル)とアンプにアポロシンコンセントを使用。

ついでの試聴会

ネットで調査したところ、ラジカセとかミニコンポとかでも音が素晴らしく変わったとの体験談があったので、子供の超安価なミニコンポ(セット価格1万円以下)でもアポロコンセントの試聴会を行なった。



ブラインドテストによるオーディオ試聴会の結果

結論から言うと、この魔法のコンセントによる音(オーディオ機器が再生する音楽)への効果は無い。あったとしても感覚誤差範囲内のものである。ブラインドテストの視聴者数を増やすほど、回数を重ねれば重ねるほど、結局、魔法のコンセントと普通のコンセントとの違いが分からない。あるとき、凄い良い音に変わったと思ったんだが、そのコンセントを後から確認(ブラインドテストなので試聴中はどちらのコンセントなのかは分からない)すると、普通のコンセントだったり・・。要するに、コンセントの違いよりも他の要因(聴く順番とか、その時の気分とか・・)の方が感じとる音(音楽)の良し悪しに大きく影響するようだ。と、まあ、工学的には、当たり前の結果となってしまった。

しかし、ネットの体験談にあるような「音が劇的に素晴らしくなった」とか「音楽が心に染み入るようになった」とかは、いったい何なのでしょう?売り込みのためのデタラメやインチキなんだろうか・・いや、僕は、それらの多くは思い込み作用(プラセボ効果?)によるものだと思っている。実は、この複数人でのブラインドテストを実施するまでは、僕も、このコンセントを使うと、何だか多少音が良くなる(というか音楽が心に伝わる割合が大きくなる)ような気がしていた。でも、結局は僕の思い込みによる作用だったのだろう。

このアポロコンセントが出てくるずっと前から、オーディオの世界では奇妙な思い込みがいっぱいある。だから数十万円もするバカバカしい電源ケーブルとかも市場で成立してしまうのだ。そういう意味では、このアポロコンセントは、まだ良心的な価格と言える。

話は脱線したが、この魔法のコンセント、今までの結果、かなり胡散臭さ(バッタ臭)が漂うのは事実だ。でも、これで、この魔法のコンセントのパワーを100%インチキだとは思っていない。まだパワーの評価方法が見えていないだけなのかも知れない。僕はまだ諦めてはいないのだ。関連特許の調査と次の実験を検討中。

<関連参考リンク>
シン・テクノロジーと原音回帰オーディオ
 工学や技術の世界ではなくオカルトとか宗教に近い世界のよう。
 でも、信じきって入って行ったら素晴らしい世界なのかも・・もしかしたら。

投稿:2008/5/7



いろいろなメッセージやアドバイスを頂きました

この魔法のスーパーコンセント(アルファジーニアス)評価実験の記事に関し多くのメッセージやアドバイスを頂きありがとうございました。ここに主なメッセージやアドバイスを要約しておきます。

●このコンセントには間違いなく魔法の効果があります。しかしながら、疑いの気持ちで実験を行なっても、その効果は発揮されません。
●お金を出して購入して実験するまでもなくデタラメ商品であることは明らかなのではないでしょうか?
●これは科学を舐めきった単なるトンデモ系だと思います。
●私も購入して1ヶ月近く試しましたが特に何の効果も無いので返品しました。
●僕も使用していますが冷蔵庫の食品が腐り難くなったような気がします。
●コンセントの有る無しを同時に実験されていますが、魔法のコンセントのパワーが周りにに影響しているとも考えられるので、同時に実験することを諦めて、例えば同じ冷蔵庫で魔法のコンセントの有る無しで比較すれば良いのではないでしょうか?
●ガス給湯器に使用したらガス代が1000円ほど安くなりました。
●子供の電気スタンドに使用したら子供の成績が上がり受験に合格しました。
●携帯電話の充電器に使用してから営業成績が少し伸びました。



おおよそ上記のようなメッセージやアドバイスを頂きました。
ほんとうにありがとうございました。
(個別情報や個人情報に係わる記述は一般用語に編集しています。ご了承ください)



各種家電品で使用しての家庭内ブラインドテストを実施

その後、この魔法のコンセント達をほったらかしておいた訳ではありません。
約3ヶ月間、家庭内の各種家電品によるブライドテストを実施しました。我が家でコンセント部分が通常では見えない家電品、具体的には、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、オーブントースターに、家族に全く黙ってアポロコンセントを取り付けたり外したりしたのです。2個のコンセントを用いて、おおよそ2週間交代ぐらいで、上記のいろいろな家電品で試してみました。もちろんコンセントを取り付けや取り外しは僕以外は誰もいない時を見計らってやりました。だから僕以外の被験者(家族)においては完全なブラインドテストです。

3ヶ月間、家族の誰かが、魔法のコンセントによる何かの変化に気づくかを試したのです。
例えば、炊飯器に魔法のコンセントを用いている時に「最近、何だかご飯が美味しいね」とかの発言があるかどうかを・・

結果:残念ながら全く誰も何の変化にも気づきませんでした。
これをブラインドテストでは無く明示的な実験、例えば「今週は魔法のコンセントを使用してご飯を炊くからね」と前もって言っておくと、「何だかいつもより美味しくなった気がするね」とかの感想が出たのかも知れません。でも、これではあまり意味がないのです。多くの場合、自己暗示の影響により感覚や判断が左右されるからです。



魔法のコンセントたちの現状

結局、1年近く、アポロコンセントの検証実験をやってきましたが、残念ながら、コンセントとしての基本機能以外の明確な効果(効能)を検出することは出来ませんでした。でも、だからと言って、騙されてしまったとは思っていませんし、このコンセントたちをヤフーオークションでたたき売ったとかもしていません。ちゃんとコンセントとして愛用しています。何んやかんやしているうちに愛着がでたこともありますし、僕自身の考え方も少し変わって来たようにも思います。簡単に言うと合理的な結論が出なくとも、まあ、なんとなく使って気分が良かったら、それはそれで良いのでは?と言う要素も少しはアリかなと思えてきたのです。それに、価格以上に楽しませてもらえましたし・・

魔法のコンセントたちの現状はこんな感じで普通のコンセントとして活躍中!
2口タイプの1つは妻のパソコン本体とLCDモニターに使用中。


2口タイプのもう1つは息子のパソコンのLCDモニターと蛍光灯スタンドに使用中。
息子の電気スタンド(デスク用蛍光灯)に使用している理由は、TMさんから頂いたメッセージに「子供の電気スタンドに使用したら子供の成績が上がり受験に合格しました」とあったからです。


スイッチ付きタイプは僕のメインLCDモニターに使用中。
今これを書いているPCのモニター(液晶ディスプレイ)で使っているのです。


それと、もう1つ2口タイプを持っていたのですが、これは友人にプレゼントしました。友人宅のタイムドメインスピーカーを駆動するアンプに愛用(?)されているようです。下記ページのやや下の方を参照ください。
よこチンのMacを中心としたなんやかんや


また、思いついたら変な実験を始めるかも知れませんが・・
とりあえずここまで。

投稿:2008/9/7

一部書式変更:2012/11/1


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