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一世代前のテクトロオシロのRS232Cポートで画像転送
2012/7/3
一世代前のテクトロオシロでデータ転送
最近のオシロ(オシロスコープ)は普通にUSBを搭載しているのでPCへのデーター転送は簡単に出来ますが、TDS 340A, TDS 360 、TDS 380などの一世代前の機種では、いちいちFD(フロッピディスク)に保存してPCで読み取るという方法が一般的です。でも、これは、かなり面倒です。 幸い僕の愛機TDS380(TDS340A, TDS360も同様) はRS232Cを搭載しているので、これを使ってPCへの画像転送が出来そうな気配がします。 少なくともGPIBに比べたら敷居が随分と低いし、 ケーブルも安いし。 そこで、さっそく、近所のPCショップでRS232Cクロスケーブルを購入してPCと接続してみました。
PCの通信ソフトは、とりあえずフリーのTeraTarmを利用。
通信速度や、その他パラメータを両者で合わせて、測定画像を転送!
う〜ん。いちおう通信らしきものは出来てるが、何が何なのか全然分かりません。
だいたい僕は232Cでバイナリ通信やったことないし。
これは勉強しなければ・・と、ネットでいろいろ検索調査。
すると、テクトロ(テクトロニクス社)のデジタルオシロの画像を転送しBMPとして再現してくれる超〜便利なソフトを発見!しかもフリーソフト(無料)だ。
これが、それだ。
さっそく使ってみた。
面白い程簡単に、画像を取り込むことが出来ました。
38400bpsでも何の問題も無く安定して取り込めた。
このソフトで、簡単なオシロの設定ができ、計測中であっても、ソフトの取り込みボタンを押すと、その瞬間の波形画像を取り込むことが出来る。
これで、なんとも超〜便利になった。
ありがたい、ありがたいことです。
補足
RS232Cポートを持っているテクトロニクスのオシロであれば、このシリーズのオシロではなくとも、多くの場合、出来そうです。
補足
市販のUSB-RS232C変換ケーブル(Prolific社のPL2303を使用したやつ)を用いても問題なく転送できた。ただし、このソフトはポート番号COM1〜COM4までしか設定できない、だから、USB-RS232Cポート用に生成される仮想COMポート番号が、この範囲を超える場合、手動で変更する必要があります。