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2SH21という型番が不可解
2009/9/20
2SH21とう型番の部品
電子部品を整理していたら、昔の懐かしい部品が出てきました。
2SH21という東芝製のUJT(ユニジャンクショントランジスタ)という素子。
名前にトランジスタとあるがPNの単接合なのでダイードという方が正しいように思う。
この素子、その負性特性を用いて簡単に発振回路(鋸歯状波発振回路)が出来るところが面白いです。
2SH21でWEB検索
で、せっかくだからデーターシートでもダウンロードしておこうと、『2SH21』というワードで検索してみた。
すると不可解なことが分かった。
まったく同じ型番2SH21の日立製のIGBTという素子がある。
UJTとは似ても似つかないパワフルなパワーデバイスだ。
たしかに、UJTなんぞは淘汰されてしまった素子だろう。
だから、2SH〜の型番をIGBTに再割り当てしたのだろうと思う。
それはいい。
でも、なぜに重複させたんだ??ややこしいやんけ。
例えば、IGBTは2SH1000台から割り当てればいいのでは??
お役所(当時の通産省)は何してたんだ?
どうも不可解な出来事です。
追記:マルちゃんさんから2SH21(もちろんUJT)のデータシートを頂きました。ありがとうございます。